2016年の「地方銀行フードセレクション」に出展した「有限会社宮崎エヌフーズ」。
同社は、宮崎らしい「宮崎じどっこ」などの宮崎地鶏を使用した商品開発をしています。
どのように商品が開発されたのか、今回は株式会社エヌフーズの代表取締役 中原 弘 様にインタビューしました。
■会社立ち上げのきっかけは?
今年で11年目を迎えました。食品会社の倒産をきっかけに、従業員で立ち上げた企業です。
もともと勤めていた食品会社が倒産し、その従業員で立ち上げた企業です。
宮崎銀行さんとはそのころからのお付き合いです。
食材は前会社の商品を基本とし、毎年新商品を出しています。
宮崎ならではの、これらの商品に愛着がありましたし、今ある商品も試行錯誤を重 ね、毎年ブラッシュアップしています。
販路も県内スーパーが中心でしたが、現在では、県外への販路拡大も行い、県外が 30%を占めてきました。
現在では、県内・県外スーパー、生協、経済連等に売り先を拡大しています。
■おすすめ商品を教えてください。
原料にこだわった「肉巻き棒」、「地頭鶏ボンジリの炭火焼」
弊社では、冷凍の肉を使用せず生食も取り扱っているため、鮮度の良い素材で作っています。なので、パックしても宮崎地鶏の歯応えが味わえるんです。 「地元の味をご家庭で!」を実現しました。
「肉巻き棒」は、宮崎名物の肉巻おにぎりをアレンジしてもちもちした新食感のスティックタイプの肉巻です。
こだわりは、
・こだわりの原料は、米、餅精米、豚肉すべて「宮崎県産」!
・鮮度の良い素材のまま、チルドから製造。
です。ぜひこのもちもち感を味わっていただきたいですね。
「地頭鶏ボンジリの炭火焼」はお客様から好評でリピートが多い商品。やわらかいのにはずむ歯応えが特徴の「みやざき地鶏」ですが、食感が柔らかく、好きな方には堪らないあふれ出す脂の旨味がまろやかです。ぜひ召し上がっていただきたい逸品です。
■商品開発について教えてください。
毎年新商品を発表、商品開発ノートも20冊を超えました。
今年のオススメは、「手焼き」にこだわった「常温レトルトの炭火焼き商品」。
商品開発は、スーパー等の催事に出て、お客様に直接いただいた声やバイヤーの方々
の意見をお伺いし、ブラッシュアップすることが多いです。
今年「地方銀行フードセレクション」でお披露目した「常温レトルトの炭火焼き商 品」もバイヤーよりレトルトのご要望をいただき、試行錯誤し、作り上げました。
通常レトルトは味が落ちるといわれているが、弊社では、「手焼き」にこだわり、焼き方を気候や素材によって変えていため、人の手で手間暇かけて作ることで、おいしさをそのままに開発することができたんです。
■昨年、今年と「地方銀行フードセレクション」に出展していかがでしたか?
バイヤーとの商談をはじめ、出展社との商談でPB商品開発へ!今年開発した常温レトルト商品も好評でした。
2015年では、大手商社との商談により、鳥のたたき(冷凍)の商品の「生協」への販路を作ることができました。
また、横浜銀行から参加していた「つくばフーズ」とも商談し、PB商品を作り、現在海老名PAにて販売しております!
今年の地方銀行フードセレクション2016では、今年開発した常温レトルト商品をご提案。5件商談継続中です。
今年開発した常温レトルト商品をご提案しました。バイヤーからは
・「食感がよく、ジューシーさもあり炭の香りも残っていて良い」
・「味付けが食塩のみというところも良い」
などご意見をいただき、昨年常温品の商品アドバイスをいただいたスーパー様や生協様との商談をしました。
生協様(店舗での定番・進物決定)その他商品でも只今商談中です。
■今後の展望について教えてください。
昔懐かしい美味しい介護食を作っていきたい。
前の会社に勤める前、病院への薬剤の営業をしており、介護食について考える機会がありました。昔の介護食は、見た目にも美味しいとは言えなかったと思います。
超高齢社会を迎えた日本。高齢者が増え続ける今、昔食べたなつかしい田舎の料理・ 郷土料理を味わってもらえるよう、美味しい介護食や年配向けの商品を作っていきたいと考えています。
年配の方も今では、肉を食べる方が多いです。介護においても、「食べやすさ」だけではなく、おいしく味わってもらうための商品作りを目指し、今後とも邁進してまいります。
会社概要
会社名:有限会社宮崎エヌフーズ
所在地:〒880-0912 宮崎県宮崎市大字赤江979-5
電話:0985-64-1377
FAX:0985-52-2870
メールアドレス:info@miyazaki-nfoods.jp
代表者:中原 弘
資本金:670万円
従業員数:40名
設立:平成18年4月28日
事業内容:・食肉製品製造業(宮保衛指令35号-1)・惣菜製造業(宮保衛指令75号-3)
・食肉販売業(宮保衛指令33号-21)
主要取引銀行:宮崎銀行