2014年から3年連続で「地方銀行フードセレクション」に出展している同社。
今回は、代表商品である「栗本陣」や新商品、今後の展望について、有限会社ニューキムラヤ 代表取締役社長 金木 一義様、専務 金木 節子様にお話をお伺いしました。
◆貴社について教えてください。
1900年、福島県内で初めてのパン店「木村屋パン店」を開店してから、はや116年。
洋菓子や和菓子製造に力を入れており、OEM製造もしています。
1900年(明治33年)、初代 金木 松五郎が「馬喰町」、現在の福島市豊田町に県内で初めてのパン店「木村屋パン店」を開店。洋菓子のような味わいの菓子パンが人気を呼び、店は大盛況でした。
2代目 金木 義雄は、宮内庁御用達であった「東京精養軒」で修業した後、福島の駅前に「木村屋総本店」を開店し、ケーキ製造の他、「力まんじゅう」や「木村の羊羹」など和菓子製造にも力を入れ、商品の数を増やしました。
そして3代目 金木 哲夫は豊田町に「ニューキムラヤ」を開店、現在の4代目 金木 義一、常務 金木 洋へと続いています。
私(金木代表取締役)はもともと新商品を開発するのが好きで、年間を通してずっと商品開発をしています。そのうち商品化できるのは5~6種ですが、商品を開発しているときは楽しいですね。
◆貴社イチオシの商品を教えてください。
主力商品は栗がまるごと一粒入った「栗本陣」です。
「栗本陣」は、北海道産小豆を使用した自家製こし餡に風味豊かな栗をまるごと一粒入れ、国産最上級羽二重粉と白玉粉を練りこんだ絹のような透き通ったお餅で包んだ商品です。
年間40万個売れており、弊社の主力商品です。
その他にも、福島市の補助金を使ってスイーツの開発もしているんです。
今はりんごを使って「お花畑のリンゴタルト」を提供しています。りんごを花のように飾って見た目も工夫してみました。
その他には、JA伊達みらいからの依頼で、あんぽ柿を使用した「あんぽ柿本陣」、あんぽ柿のパウンドケーキやゼリーも作っています。
福島銘菓のくるみゆべしやどら焼き、羊羹、饅頭、ケーキ、ゼリー、コンポート、団子等、バラエティ豊かな商品作りを心がけています。
◆地方銀行フードセレクションに出展されて、いかがでしたか?
嬉しいことに、個別商談でお話したバイヤーとの商談が進んでいます!
「地方銀行フードセレクション」では、毎年事前エントリー制個別商談会に参加しています。
個別商談会では、バイヤーとじっくりお話しをして、今後の商談に進めることができました。その他にも福島県内のPAでも採用されることが決まりました。
毎年この商談会をきっかけに販路拡大しています。嬉しい限りですね。
◆今後の展望について教えてください。
「ふくしま」が詰まった商品を、全国のお客様に食べていただきたい。
福島の良さ、ふくしまの想いを商品に込めて作り上げたニューキムラヤのお菓子を
日本全国のお客様に食べていただきたく、今後も「地方銀行フードセレクション」を活用していきたいと思います。
福島にもお菓子を作るすばらしい技術があり、全国のお客様に喜んでいただけるお菓子があることを バイヤーの皆様に紹介していきたいと思います。よろしくお願い致します。
◆有限会社ニューキムラヤ (http://www.new-kimuraya.com/)
所在地:〒960-8054 福島県福島市三河北町3-16
TEL:024-536-1028
FAX:024-536-1029
代表者:金木 義一