岩手県一関市で「亀の子せんべい」を作り続けて100年以上。今も変わらぬ味で地元民に親しまれています。
「地方創生『食の魅力』発見商談会に2017」に出展される、「亀の子せんべい本舗大浪」の大浪友子代表に商品へのこだわり、今後の展望についてお伺いしてきました。
◆貴社について教えてください。
明治36年に曾祖母が創業しました。
足が悪かったこともあり、手に職をつけるため煎餅職人になるべく青森の弘前に修行にいったことがきっかけです。
一関に出店したのは、創業当時、交通の便が一番良かったからと聞いています。
◆商品について教えてください。
創業当時より受け継がれている「亀の子せんべい」。この商品1本でやっています。
創業当時は、10種類程度のお煎餅を販売していましたが、人気のあった亀の子せんべいに絞ったそうです。
最初は「にこにこせんべい」という名前で販売していましたが、お客様から「亀に似ている」と言われたことがきっかけで、今の商品名になりました。
いつ頃名前が変わったかは分からないのですが、私が物心ついた時には「亀の子せんべい」という商品名になっていました。
◆こだわりを教えてください。
「煎餅は、生地が美味しくなければ煎餅ではない」という先代の教えを守っています。
5角形の生地に、ゴマのペーストでコーティングしたお煎餅です。
ゴマの配合は、創業当時からかえずに守っています。
ゴマの風味を大切にするために、賞味期限を製造から25日にしています。
秘伝の胡麻飴をたっぷりかけて完成します。
亀のような形をしているので、お祝いの席や贈答用としても使ってもらっています。
パッケージデザインには、世界遺産の平泉「中尊寺」を取り入れました。
◆今後の展望について
伝統を守りながらも、時代にあわせて変化していきたいと思っています。
金胡麻を使用した「こがねせんべい」を商品化しました。 一関の味を、全国の方々にも知ってもらいたいです。
株式会社 亀の子せんべい本舗 大浪( http://www.kamenokosenbei.co.jp/ )
所在地:〒021-0902 岩手県一関市萩荘字袋田118
TEL:0191-24-3303
FAX:0191-24-3305
代表者:大浪 友子