第25回 メディアでも話題!!半熟の燻製たまご「スモッち」 株式会社半澤鶏卵インタビュー

2011年より毎年「地方銀行フードセレクション」に出展されている、
株式会社半澤鶏卵の半澤清彦代表に商品へのこだわり、今後の展望についてお伺いしてきました。

■貴社について教えてください。


2006年に、半熟の燻製たまご「スモッち」を開発し、地方銀行フードセレクションの出展を機に、首都圏のバイヤーから注目を集めました。

昔から、山形県天童市では、どの家でも鶏を飼っており、卵を自給自足していました。私の父の代に、500羽ほどの養鶏をしていましたが、500羽程度の鶏では1日に生む卵も400個程度しか取れないこともあり、私が小学6年生のときに、養鶏をやめ卵の卸専門業へ一本化しました。

その後、社長に就任し、まもなくしてスーパーから卸値を下げるように依頼され、売上が伸び悩んだこともありました。何か手を打たなければと考えを巡らせていたときに、知人から北海道に燻製の機械があると聞き、たまごの燻製に取り組むことにしました。

その当時に「燻製たまご」は、各地で作られていましたが、固ゆでされた燻製たまごが多く、もさもさと食べづらい印象がありました。他とは違う美味しいたまごを食べてもらいたいという思いで、たまごのゆで加減や熟成工程、山形県ならではのサクランボの木のチップを混ぜるなど、試行錯誤を重ねて、現在の半熟の燻製たまご「スモッち」が完成しました。地方銀行フードセレクションで「スモッち」をPRしたところ、首都圏のバイヤーの目に留まり、大きな反響がありました。

 

■おすすめ商品について教えてください。

半熟の燻製たまご「スモッち」です。

国産のたまごを柔らかい半熟に仕上げるために、ゆで加減にこだわり、 100%海水からとれた「いそしお」で絶妙な味付けをしています。
燻製には、さくらの木のチップに、山形県産のサクランボの木のチップをブレンドし、 ひとつひとつ、時間をかけて丁寧に燻製しています。 特殊な冷蔵庫で3日以上熟成させ、1週間程かけて作っています。

■地方銀行フードセレクションへの意気込みをお聞かせください。

地方銀行フードセレクションでは、毎回新しい出会いやご縁をいただいています。

全国放送のテレビ番組に取材されたこともあり、県内での認知度も高まりましたが、まだまだ「スモッち」を知らない方も多くいます。 全国の人に食べられる、愛される美味しいたまごとして認知してもらえるように、 今年も販路拡大のために出展します。

 

■今後の展望をお聞かせください。


おかげさまで、半熟の燻製たまご「スモッち」の売上が伸びており、
増産するために山形市内に新工場を建設し、来年2月に稼働させます。

新工場は、高速のインターチェンジからすぐそばに建設します。 直売所も併設し、ここでしか食べられないメニューの考案にも取り組み、イートインスペースも設ける予定です。また加工場の増設に加えて、養鶏場も山形県内に新たに竣工させます。

 

■株式会社半澤鶏卵
本社:〒994-0068 山形県天童市大字高擶北2050
HP:www.sumotti.com/
電話:023-655-2556
代表者:半澤 清彦

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