ブースづくりに注力し商品への思いを伝える
実のある商談のためのブース
永平寺の修行僧に愛されてきた精進料理の代表格、ごまどうふ。株式会社団助は、その歴史と伝統を踏襲しながら、現代の食品流通に必要不可欠な「安全」「安心」にこだわり、香ばしく風味豊かなごまどうふを製造販売しています。永平寺御用達のごまどうふとして120年の歴史を持つ同社では、製品アイテムを絞り込み、あえて量産をせずに、独自のブランドを確立。全国どこにいても手に入る商品とは一線を画した、“福井の味”として各方面から評価されています。
出展にあたっても、理念や姿勢を理解してもらい、じっくりと時間をかけて関係を育てて行けるような企業との出会いを目的に、一見、敷居の高そうなブースデザインと演出を行いました。商品のプロモーション映像や、昨年9月、「神仏融合のかけはし」として行った伊勢神宮へのごまどうふ奉納の様子を伝える映像などを流し、商品への思いを伝えたのです。
ブースのデザイン・制作に、同社では出展全体の8割のエネルギーを注ぐといいます。フード関連の見本市への豊富な出展経験から、「ブースのつくりこみをしっかりしていないと、名刺の束が増えるばかりで、実のある商談には結びつきにくい(総務 山本慶治さん・談)」と見ているからです。また同時に、「既存のお客様をおろそかにして新規開拓はあり得ない(同 山本さん・談)」との考えから取引先への案内も事前にしっかりと行い、出展を、同社の変わらぬ企業姿勢と、最近の取り組みを伝える場として活用しています。
今回の出展では、テレビショッピングおよびコンビニ系のカタログギフトアイテムとして商談が成立。何年も前からのアプローチが、フードセレクションをきっかけに実る結果ともなりました。
株式会社 団助
担当銀行:福井銀行
商品種別:加工食品
出展商品:大本山永平寺御用達 団助ごまどうふ
本社所在地:〒910−1227 福井県吉田郡永平寺町荒谷24-8
URL:http://www.dansuke.co.jp/