第30回 年間を通して美味しい「鴨肉と合鴨肉」を、お客さまへお届けしたい。有限会社 ミツヨシ福岡 『博多鴨工房』

2016年から「『食の魅力』発見商談会」に出展している同社、今年も出展頂きます。
(今年の 「出展社募集のご案内」 に、“成功事例“として紹介されています。)

有限会社 ミツヨシ福岡「博多鴨工房」の代表取締役 市村政治氏、食肉事業部部長 桑原誠氏にお話を伺いました。

◆貴社について教えてください。

31年前、東京の冷凍食品会社で食肉を担当してた市村氏が福岡に「合鴨肉」を販売する事業所と工場を作りたいと相談を受けたのが「合鴨肉」との出会いでした。

当時は、養鶏(ブロイラー)が市場を占めており、新しい食肉の展開として合鴨肉の取り扱いを始めました。
その頃は、台湾など海外から輸入する「合鴨肉」が多く、輸入量の80%が台湾でした。
その後、輸入国は台湾以外も、タイ、中国、フランス、ハンガリー等と増えてきました。

そんな中、平成17年3月3日、市村氏が代表取締役となり自分で「鴨肉と合鴨肉」を輸入・販売する会社「有限会社ミツヨシ福岡」を設立しました。

会社を設立して、最初に輸入したのは、福岡から近い韓国の「合鴨肉」でした。

「合鴨肉」輸入の実績で
韓国/井邑市長から頂いた感謝の盾

会社設立後、「合鴨肉」の輸入元を、韓国に絞って取引を行いました。
と言うのも、韓国では夏場に合鴨肉を焼肉として食べる食文化があり、お盆を過ぎると食べなくなります。

逆に、日本では秋、冬に鴨鍋などで沢山「合鴨肉」を食べる機会が増えてくるのでとても良いタイミングで「合鴨肉」を仕入れる事が出来ました。

その後、済州島(チェジュ)からも輸入したり、沢山の「合鴨肉」を韓国から輸入させてもらいました。
ですが、現在は鳥インフルエンザ対策の関係もあり、国内中心に切り替え、東北地域を中心に全国から仕入れてます。

◆販売されてる「鴨肉と合鴨肉」に関して教えてください。

年間を通して「鴨肉と合鴨肉」が手軽に食べれるよう販売していきます。

ミツヨシ福岡では、国産鴨肉、国産合鴨肉、輸入合鴨肉を使用した、加熱加工品、一次加工品等を製造販売しています。
その他、合鴨肉の正肉は勿論ですが、特殊な部位(内臓類、テール、手羽中等の骨付き肉、ガラ)等の取り扱いも行い、合鴨肉のスライス商品、ミンチやつみれ類、燻製類、つくね類、合鴨のエキスやオイルなどの特殊加工品も取り扱っています。

お薦めは、高級料亭等でおなじみの鴨鍋を、ご家庭で気軽に味わっていただける鴨鍋セットです。
鴨のコクを引き立てる「鍋つゆ」を添付しておりますので、野菜を加えるだけで、鴨肉の濃厚なだしが効いた鍋をお召し上がりいただけます。

◆今後の取り組みや、商品開発などに関して聞かせてください。

ギフト商品に力を入れ、様々な部位のオーダーに対応して商品化していく事や季節的に需要が少ない夏場での商品ギフト化にも努めていきたいと思います。

外食産業様向け商材、通販様向け商材、ギフト販売向け商材(産直方式対応)等様々な用途に合わせた商品づくりに努めています。
基本セットをベースにして、担当バイヤー様の希望をお聞きし、部位の変更や内容量の変更、輸入部位をセットする事での安価対応など細かな対応で、それぞれのオリジナルティを確立させています。

野菜と炒めて鴨丼にしたり色々な料理に使い易いロース肉切落しです。

合鴨モモ肉を結着加工肉 にしてスライス。1枚1枚の形が均一化しており、鴨南蛮や鴨鍋に最適な一品です。

「鴨肉と合鴨肉」は専門性が高いお肉で火を入れすぎると固くなってしまい、美味しくありません。
お肉の取り扱い等も含め、食べる機会を増やしてもらう事で、浸透していくのではないかと思っています。
そのため、地元での活動になりますが、会社の施設スペースを利用して、毎月“朝市”をおこなったり各地のイベント会場に出向き、テントでの実演販売など、美味しい「鴨肉と合鴨肉」を体験して頂き、ファンを増やすための活動を積極的に行っています。

イベントや催事に出展し鴨肉、合鴨肉を宣伝しています。

 

直売店での商品の数々。

◆最後に、全国の皆さまにメッセージをお願いします。

鴨肉・合鴨肉で『こんな商品を作って欲しい』などお気軽にご相談ください。

弊社は従来、有限会社ミツヨシ福岡として、外食産業様向けの卸問屋様などへの販売を主体に行っております。
現在では「博多鴨工房」の屋号を立ち上げ、小売業をはじめ外食ユーザー様への販売、デパート百貨店様などへの産直対応商品の販売、カタログネット販売業者様への販売、宅配業者様などへの販売、イベント等への出展販売なども行っております。

各々、ユーザー様での商品規格や商品形態などが違いますので、ご希望に合う商材のご提案に取り組んでおります。
商品群と致しましては、鴨肉・合鴨肉の単体の原料肉の販売から鴨肉・合鴨肉のスライス、ミンチやつみれ等の商材を始め、副産物や加熱加工品、鴨鍋セット、詰合せ、鴨肉や合鴨肉を使った麺類やご飯類等の少し変わった加工品なども取り扱っております。

主に冷凍流通・冷凍販売が主体ですが、一部ではチルド商材(鴨肉のフレッシュ)、レトルト商材(国産鴨肉を使用したカレーや鴨ねぎ味噌等)も取り扱いを行っております。
鴨肉・合鴨肉で『こんな商品を作って欲しい』などお気軽にご相談いただければと思います。

まだまだ、牛、豚、鶏、魚という食材には、その知名度で及ばない「鴨肉と合鴨肉」ですが美味しい「鴨肉と合鴨肉」を、一生懸命お客さまに届け続けていく事で、いつかは日々の家庭の食卓で手軽に「鴨肉と合鴨肉」を食べて頂けるよう、頑張っていきたいと思います。

是非一度、『博多鴨工房』の「鴨肉と合鴨肉」を食べて頂ければと思います。
皆さま、宜しくお願い致します。

工場の1階に設置した直売スタンド。月に一度の朝市は、近所の方々から喜ばれてます。

有限会社 ミツヨシ福岡
-博多鴨工房-

所在地:〒812-0893
福岡県福岡市博多区那珂3-15-11
TEL:092-481-0984
FAX:092-436-2026
代表取締役:市村 政治

【問合せ】
食肉事業部 / 部長 / 桑原 誠
(E-mail) m-kuwahara@royal.ocn.ne.jp

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